特長[1]高品質・高耐久の銘木を使用(欅・楠・桜・榧・檜)

特に耐朽性や耐湿性に優れ、木目の美しい銘木です。
【欅】日本の広葉樹のなかで第一の良材として古来より寺社建築や大黒柱に重用されています。看板材としても古くから用いられています。
【楠】世界遺産、厳島神社の大鳥居に用いられていることで有名です。耐水性、耐湿性に優れ、虫害に極めて強い木材です。
【桜】狂いが少なく、磨くと美しい光沢が出るため、高級家具材、楽器材として重用されています。
【榧】経年による美しくしぶい黄金色を醸すため、古くから碁・将棋盤に賞用されています。また、腐りにくい性質のため船舶材として用いられています。
【檜】日本最古の木造建築、法隆寺にも使用されています。わが国第一の針葉樹です。特長[2]カシュ-塗装による文字着色

我が国に40年以上に渡り伝わる技法です。
抜群の肉持ちと光沢あふれる塗膜は、漆と見分けがつかないほどの仕上がりになります。
また、漆は紫外線に弱いですが、カシュ-塗料は紫外線に対し強力な対候力を誇ります。そのため、現在では仏壇や神輿塗装の主流となっています。
特長[3]ベース材に施す木材保護塗装

看板が仕上がった最後の工程で、文字部分以外のベース材に高対候保護塗装を施します。この木材保護塗装により、銘木の耐候性をさらに強化しています。
木の通気性を妨げない柔軟性塗膜を形成するので、割れにくく蒸れにくいという利点があります。
効果については、外部機関の各種試験で実証されています。
特長[4]金装飾文字(オプション)

木彫り彫刻の種類
額彫りは、木彫り看板伝統の彫り方で、かまぼこ彫りとも呼ばれます。文字を山なりにして立体感を持たせます。文字幅が太い箇所と細い箇所で山の角度が変わるところが、より味わい深さを感じさせてくれます。
皿彫りは、お皿の断面のように、丸く深く彫り込んだ技法です。彫刻する文字全体に柔らかい印象を出したいときに向いています。
薬研彫りは、V字形の溝を持つ漢方の製薬器具から名を取った彫り方です。繊細で味のある、奥深い表現ができる彫り方で、現在では建年号や戒名など細かい文字を彫り込む際によく使われます。
平彫りは、大きな文字から落款のような小さな文字まで幅広く使われている彫り方です。大きな文字では、力強くメリハリがきいた表現ができ、小さな文字では、細かい箇所も忠実に再現することができます。
浮かし彫りは、字の周りを平らに削り下げ字を浮き立たせます。家紋のようなマークの中に文字を入れて2色に塗り分ける際に用いられる技法です。
透かし彫りは、文字を彫り下げてくり抜いてしまう彫刻方法です。抜いた背景を見せたり、間接照明で文字部分を浮き上がらせるような演出に用いられます。